【「Web3(Web3.0)」とは? そもそも「Web1.0」「Web2.0」とは何だったのか?】③

                   

Web3.0によって変わるビジネスや娯楽】

 

■Web3.0によってビジネスはこうなる

     

Web3.0社会では、分散型ネットワークに参加する11人のユーザーが、サービス実現のために協働する形態が実現します。

 

既存の企業と異なり、地理的に離れたメンバー同士でもプロジェクト単位でチームを組めます!

所有者(株主)や管理者(経営者)は存在せず、

意思決定はブロックチェーンを応用した議論や

投票システムによって行われます。

 

NFTアートのように、これまで固有の権利が

保証されなかったデジタルデータにも資産価値が生まれ、デジタルコンテンツの商取引が活発化します!

 

契約はスマートコントラクト(ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組み)を通して行われ、

報酬は暗号通貨によって支払われます。

その際に不必要な仲介業者は排除されます。

 

以上のことを実現する可能性をWeb3.0は示しています。

 

■Web3.0によって変わるオンラインゲーム

   

Web3.0はビジネスだけでなく、娯楽であるゲームの世界も変える可能性を秘めています!

 

それが「GameFi」です。

           

これはオンラインゲームとDeFiDecentralized Finance:分散型金融)を融合させたものであり、

オンラインゲームをしながらお金(暗号通貨)を稼ぐというものです!

 

GameFiにより、プレイヤーはゲームの中でアイテム、土地、アバターなどを獲得し、それを他のプレイヤーと交換したり、マーケットで暗号資産に換金したりできます!

他にもキャラクターのレベルアップ、クエストへの参加、トーナメントでの勝利など、オンラインゲームでのユーザー同士のやり取りを収益化する仕組みを持っています。

 

これを可能にするのがブロックチェーンに基づくNFT(非代替性トークン)です。

デジタルデータの所有権を明確化、保証するこの技術によって、デジタルデータの売買が可能になります。

 

また、ゲーム内のショッピングモールで、ゲームで得た暗号通貨を使ってリアルな商品をオンライン購入するといった使い方も予想されます。

 

現実世界と仮想世界の融合がさらに進むことが考えられます!

 

【まとめ】

 

現在のWeb2.0の社会では、ユーザーはネット上で双方向的に情報をやり取りしています。

その結果、情報をやり取りするプラットフォームを提供する一部の企業に膨大な情報や富が蓄積されることになりました。

 

それに対する反発として生まれたのがWeb3.0です。

そして、その公平・公正なWebという理念を支えるのがブロックチェーン技術です。

       

当然ながら、理念通りに大企業による支配構造がなくなるかはまだ分かりません。

しかし、この技術革新によって私たちの社会が

大きく変化することは間違いないといえます!