【NFTとは? 初心者向けに簡単にわかりやすく解説します!】②
『NFTは非代替性トークン』
一方NFTは
ブロックチェーン上で管理されますが、
暗号通貨とは異なり
区別可能な識別子を持つため、
相互に交換することができません。
デジタルデータは本来は複製可能なものですが、
NFTは識別子(所有権や取引記録)を含むことで、デジタルデータであるにもかかわらず
「唯一無二」になるということなのです!
『NFTによってデジタルデータが資産価値を持つ』
NFTによってネットワーク上のあらゆるデジタルデータが資産価値を持つようになりました。
その代表例が"NFTアート"です!
NFTアートとはデジタルアートの一種です。
デジタルアートとはコンピュータを使って作られたアート作品のことですが、デジタルアートは
デジタルデータとして記録され、
容易に複製・拡散が可能です。
そうなるとアート作品に不可欠な
"唯一性"(ただ一つしか存在していないこと)
が保証されません。
そのためNFT以前はデジタルアートはアート作品として売買の対象となっていませんでした。
しかし、上記のようにNFTはデジタルデータに
唯一性を与えることができます!
NFTアートはデジタルデータでありながら、
アート作品としての価値が保たれ、
作成者/所有者の履歴が追跡可能になり、
従来のアート作品のように
高額で売買されることが可能になりました!
『NFTの用途』
NFTの技術はアート以外にも
さまざまなコンテンツに適用されています!
■オンラインゲーム
NFTによってゲーム上のデジタルデータに
資産価値を持たせることが可能になりました!
プレイヤーはゲームの中でアイテム、土地、
アバターなどを獲得し、それを他のプレイヤーと
交換したり、マーケットで暗号資産に換金する
ことができます!
他にもキャラクターのレベルアップ、
クエストへの参加、トーナメントでの勝利など、
オンラインゲームでのユーザー同士のやり取りを収益化する仕組みが
オンラインゲームに導入されつつあります!
■NFT音楽
これまでの音楽データはAppleストア等の
プラットフォーム上で売買されたり、
サブスクリプション購入することが主でした。
それらの音楽データはコピーであり、
オリジナルと言えるものは存在していませんでした。
一方、NFT音楽は「世界で唯一の音楽データ」を証明可能であり、
コピー作品とは区別することが可能です!
そのため高額で取引される例もあり、
例えば故ホイットニー・ヒューストンの
初期のデモ音源がNFT音楽としてオークションで
約100万ドル(約1億2000万円)で落札された例があります。
NBA Top Shotとは
米国プロバスケットボールリーグである
NBAの選手のプレーをテーマにした
トレーディングカードゲームです。実物ではなくデジタルカードであり、選手の好プレーの動画が組み込まれています。NFT技術が導入されているため、カード所有者はそのデータのオリジナルを持つことになります。
そのため、通常の物理的トレーディングカードのように、カードはデジタルデータでありながら
資産価値を有することができます!
■Twitterのツイート
Twitter社を起業したジャック・ドーシーの
「世界初のツイート」のNFTが約290万ドル
(約3億円)で落札されました。
Twitterのツイートもデジタルデータですが、
NFTによってオリジナルなものであることを
証明できます!
【NFTとは? 初心者向けに簡単にわかりやすく解説します!】①
NFT(エヌエフティー)とは何なのでしょうか。
NFTの定義を暗号通貨との違いから紐解き、
アートやゲームなどのその用途や、
投資対象としての側面についてわかりやすく
解説していきます!
『NFT(エヌエフティー)とは何?』
NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、
日本語では「非代替性トークン」と訳されます。
これはブロックチェーン上で管理ができる
トークンの1つであり、NFTとデジタル資産を関連付けることで、デジタル資産の所有者や取引履歴の管理/追跡を可能にします。
NFTとは何かを理解するためには、まずブロックチェーンの内容やNFTと暗号通貨との違いを
理解する必要があります。
以下ではまずNFTの背景となるブロックチェーン技術や暗号通貨について解説します!
『ブロックチェーン技術と暗号通貨』
ブロックチェーンは仮想通貨(暗号通貨)を
実現するために開発された技術です。
暗号通貨は、デジタルネットワーク上に存在する資産です。
ブロックチェーンが開発される前は、
「悪意のある人間がネットワーク上のデータを複製・改竄する」
「ネットワーク管理者が自己都合でサービスを終了・改悪する」
という可能性が考えられました。
一方、ブロックチェーンは、自律分散システムと呼ばれ、全ての参加者が自律して取引履歴を
コピーし続けています。
サービス提供者であっても記録されたデータの
消去や改竄はできず、参加者が自身の取引履歴を消すこともできません。
ネットワーク参加者全員が管理するネットワークのため、改竄は事実上不可能となります。
このブロックチェーン技術によって暗号通貨は安全に利用ができるのです!
『暗号通貨は代替性トークン』
ブロックチェーン上で管理される暗号通貨には
代替性トークンの技術が使われています。
代替性とは、現金のように交換が可能であると
いうことです。
例えば、財布の中に複数の100円玉がある場合、それらは区別されず、
どれを使っても問題がありません。
つまり現金も暗号通貨も代替性があると言えます。